ピアノの先生をしていて困るのが
「とりあえず電子ピアノで」
「ピアノは置けないので」
「続くかどうかわからないので」
これです
電子ピアノにされるのであれば
本格的にピアノを頑張りたい気持ちが芽生えた時に
買い替えてあげてくださいと
必ず言いますが
この言葉の意味が伝わっているかどうか心配なところです。
大きなものですし
高価なものですし
それぞれのご家庭のご事情もおありでしょうし
なかなかピアノを買ってくださいと言いにくいのが現実なのですが
最近、電子ピアノからピアノに買い替えられた親御さんとのやり取りで
ピアノを買ってくださいとはじめからお伝えする必要がある時には言わないといけないなと
自分の弱気な心を改めるやりとりがありました。
子育てには親として覚悟しなければいけない時がたくさんあります。
ピアノを習うのもその一つで
最初から本物に触れさせてあげる覚悟
電子ピアノとピアノでは違いがたくさんあり
電子ピアノの生徒が「家のピアノではできない」って悲しそうに言うのをたくさん見てきました。
万が一続かなくても
親が覚悟して子供を信じた想いはいつまでも残ります。
そしてその想いがどれほど大きなものであったか
大きな親の愛情のなかで育ったことに
気付く時が必ず来ます。
2人の娘を育てた母として
それでいいのではないかと思います
覚悟してピアノを用意してくださる親御さんが1人でも増えますように
了解を得て公開しています