実はわたし
自分の軸について考えていました
私が考える軸とは自分の中で何を一番大切にしていくのか
大切にすることを軸として意識して
ぶれないように生きていく
って思っていたのに
ちょっとあれっってなってました
私が生徒の心をはぐくむピアノレッスンに行きついたのは
娘たちの子育てを通して
沢山の失敗と
沢山の葛藤と
その中で学んで気付いた沢山の大切な事
それがお仕事であるピアノのレッスンに結びついたから
そうすると生徒はやめなくなって
保護者との関係も良くなっていきました
私がどのようにレッスンしているかを
生徒の様子を織り交ぜながら発信しようとしていたのですけど
ふと・・・
私と娘たちの歩んできた道をお伝えするべきなんじゃないか
って思ってしまって
そうこうしているうちに
ピアノの先生も
娘たちの母なのも
どちらも私って気付いたんです
こうやってすぐに迷ったり立ち止まったりしてしまいますが
私の経験がどなたかの役に立つかもしれないと
心込めて発信しています
迷いが晴れたところで
今日は長女のお話をしようと思います
(前置き長くてごめんなさい)
今年成人式だった長女
今は私を助けてくれる良き理解者であり
頼もしい協力者になっている長女ですが
ここまでくるまで
そりゃあぁもう大変でした
繊細な心の持ち主である長女
私が言うのもなんですが
思いやりのある優しい子なんです
同時にとってもしっかり者で
幼いころからビシッと
よく私が注意されていたほどです
なのでつい年齢以上に大人扱いしてしまっていました
ピアノの先生の娘として自分がしっかりしなければという意識が常にあったようです。
そんな特別に意識させてしまっているとも気付かずに
コツコツ努力型の長女はピアノもコツコツ練習するのでめきめき力をつけていきました。
上の子なので子育て初心者の私
私は親が音楽を全くできなかったため、全て自力で頑張ってきたのもあって
親として良かれと思って
そりゃあもう熱心にピアノを教えました。
だって、私は全部一人で悩んで考えて
昔の恐ろしく怖い先生に怒られながら頑張ってきましたから
家で毎日レッスンが受けられるなんて娘にとって良いはず
なのでコンクールに出るときも
出るからには賞をとって成功体験にさせてあげたいと
一生懸命に良かれと思って・・・
この良かれと思ってが娘を苦しくさせてしまっていたのに全く気付かず
娘の希望を最優先に
中学受験をするために勉強しながらもピアノは続けていた6年生の夏
コンクールに出ると言い出して塾の夏期講習は受けずに一旦受験勉強中止
(塾の先生にはやっぱり受験したいって夏が終わってから絶対戻ってきてくれるなと厳しく言われて)
ベートーヴェンのテンペストをコンクールで弾いて
良い得点をいただきました
もちろん付きっきりでいっしょに練習しました
そうしたら
やっぱり受験する・・・
あんなに戻ってきてくれるなと言われたのに
頭を下げて塾に戻らせてもらって
せっかく良い点で予選通過したのに・・・
本選は辞退
受験勉強に戻って
夏期講習を受けていない分
これまた勉強も出来る限りのフォローして
中学受験をしました
この間ものすごい反抗期でした
この反抗期のまま中学生活スタート
大好きだったはずのピアノをあまり弾かなくなっていきました。
私のピアノの発表会でも
生徒たちの発表会前フォローでくたくたの私
ソロで最後を飾らなければいけないところを
家事もままならない発表会前に
自分が練習する時間などあるはずもなく
(生徒をレッスンした後に娘の練習が夜中まで続くので)
いつも娘と連弾をすることで
娘に助けてもらっていました
私の連弾と自分のソロをピアノの先生の娘として
誰に聞かれても恥ずかしくないように
時間と体力に余裕のないママのために自分がって
ずっと思ってくれていたみたいです。
ママの大切な発表会を台無しにしてはいけないって
そんな気持ちを私が一人で発表会するようになった
娘が小学生の頃から持っていたそうです
この言葉を聞いた時
申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
娘に頼りすぎていた自分の至らなさに反省しました。
そして私の気持ちを伝えて
感謝の気持ちもしっかり伝えて話し合いました。
ママの発表会は気にしなくていいからと
出たくなかったらでなくていいんだからって
正直なところ
娘が頑張って弾いてくれることで母として誇らしい気持ちがありましたし
沢山の保護者に褒めていただいて発表会が良いものにもなっていました。
娘と連弾するのは私の楽しみでもありました
でもこれ
私の願望であって
これが娘を苦しくさせていたんですから
娘が出ないはじめての発表会
さてどうしたものか・・・
そうしているうちに発表会1か月前になって
「やっぱり私出るわ」って娘が言ってくれたんです
ママとの連弾もソロも
今から頑張るって
本当に全力で頑張ってくれました
今度は自分の意志で
子供の心に気付かず苦しくさせてしまっていた私の反省は
日々のレッスンで生かされています。
生徒たちが自分の意志でピアノが好きという気持ちを持って頑張れるように
全力でサポートします
やらされている感で弾くのと
好きだという自覚をもって楽しく弾くのとでは大きく違いますから。
音色が本当に良くなります。
良いお顔してピアノを弾く姿が私の元気の源です
娘と発表会で連弾をしたもののけ姫のアシタカせっ記が好評だったので
YouTubeにアップしてみました。
よろしければご覧ください
子供の心育むピアノ教室が全国に広がるのが私の夢です。