文部科学省が2012年に全国の公立小中学校で行った調査の結果では
発達障害の可能性がある児童生徒数は
15人に約1人
クラスに2人程度は発達障害の傾向があるそうです。
たしかにこの言葉よく聞きます。
支援学級に入るほどではないのだけれどというお子様のレッスンを
お引き受けしたこともありますし
発達障害についてのご相談を受けたこともあります。
そしてもう一つよく聞く言葉がグレーゾーン
でもこのグレーゾーンという言葉は現場では出さない言葉だとか
驚きました
だってね
世の中でほんのちょっと変わった子が発達障害児だったりグレーゾーンと呼ばれていたりします。
普通の子とほぼ変わらなかったりするんです。
グレーゾーンと言われる子のレッスンをしていて
わたしはその子達に対して特に困らなかったんです。
こだわりが強かったり
気が向かないと出来なかったり
興味のあることしか理解出来なかったり
楽譜を見ながら弾けなかったり(2つの事が同時に出来ない)
これは
一般のお子様にも当てはまる子がいますし
我が家の子育てでも経験してきました
子育ては…はじめはあまりの違いにかなり戸惑いました
発達障害の疑いのある子は
学校の先生から検査を受けに行くように言われるそうですが
うちの場合は私の方から
「先生、うちの子は正常でしょうか?」
と伺って
先生からは
「お母さん、○○ちゃんは正常ですよ」
と驚かれながら言われるのを小学3年生まで続けて
正常なのかと驚いたほどです。
でも、今回のセミナーで教えていただいたことを
わたしは我が子にやってきていました。
今までに経験したことが無いほど
弾くことも楽譜を読むことにも時間がかかり
楽譜を見ながら弾くことが難しく
気が向かないと読めていたはずの音が読めなくなります。
かと思えば気が向いている時は
物凄くよく弾けて難しいことでも出来てしまいます。
根気よく
出来ることを見つけてのばす!
本来のピアノの教え方からは離れて
この子に合わせたレッスンをしてきました。
お陰でピアノは好きで
小学2年生の発表会でエリーゼのために
3年生の発表会ではモーツァルトのトルコ行進曲を弾きました。
中学生では音楽コンクールの伴奏もしましたし
今でもピアノは弾いています。
まずまずではないでしょうか。
この裏にはわたしの努力もかなりありますが
今回セミナーを受けて
私これやってきた
っていうのが正直な感想です
どうりでグレーゾーンの子達のレッスンが困らずにできたわけです
でも我が子ではなく
よそのお子様をお預かりするのに安易に考えてはいけないことも重々承知しています。
1人1人の特性を理解し
音楽を生活の中に
これから長い人生の中にピアノを自分で奏でられるようになってほしいと思います。
もっと発達障害について学び
発達障害のお子様とお母様のお力になれたらと思います
どんなお子様にも寄り添える指導者を目指して
頑張ります