長くブログをお休みしていたこの期間、親の介護をしていました。
母の突然の癌末期宣告から、自宅介護での看取りまで
このご時世でなければ、自宅介護をしようなどとは考えなかったと思います。
命と向き合う日々の中でたくさんのことに気がつきました。
物事の見方を変えるだけで、悲しみのどん底に突き落とされもするし、感謝して笑顔で過ごすこともできる。
私は後者で生きていきたいと思っています。
母が癌の治療を終えた時、最後の時間を我が家で穏やかに過ごさせたいと、あちらこちらに足を運んで準備している中で言われた言葉「あなたみたいな人珍しい」
親の介護が必要になった時に、介護する側が感情を爆発させてしまい、離さないといけなくなることがよくあるそうです。でも、そうなったときに後で後悔すると、看護師さんがおっしゃっていました。
それは介護する方もされる方も両方が苦しいだろうなと、そんなお話を聞きながら辛くなりました。
介護と子育ては同じところが多いと感じます。
自分の思い通りになることなんて何もなくて、「私、こんなに頑張ってるのに」と思ってしまうとどんどん辛くなる。
一緒に居られるだけで幸せというところを忘れずにいられたら、小さな幸せをたくさん見つけてご機嫌に過ごせるのではないかなと。
母をうちに引き取ろうと覚悟を決めた時は、それをしないと自分が後悔すると思ったからですが、
実際に介護をしてみて、母が旅立った後の今思うのは、母の最期の時を一緒に過ごさせてもらえたかけがえのない時間だったということです。
子育て中、忙しくて余裕がなく大変な時に限って子供がぐずって大荒れしたり、問題を起こしたり・・・誰しも経験しますが、これは母の精神状態を子供が感じて感化されて起こると言われています。
子供に限らず介護も同じく、母は突然の癌末期から顔つきが変わってしまうほど能面のような表情になっていたところから、我が家に引き取り1ヶ月も経たないうちに笑顔が戻りました。元の朗らかな母に戻って些細なことで涙を流して笑い、「ここにきて気持ちが落ちついた。咳込むたびにドキッとしていたのもなくなった。もし朝起きて私が息をしてなくても気にしないでほしい」とまで言えるようになっていました。
自分が穏やかでいることは自分も周りも幸せでいることにつながるのだと、子育てと介護を経験して思います。
なので、朝からゆっくりお茶の時間をとって、時にはぼーっと過ごしてみたり
日々、自分がご機嫌でいられることをたくさん取り入れています(^^)
子育て真最中の頃の自分に言ってあげたいこと
自分のことより子供優先でボロボロになってたあの頃の私に「後ろめたく思わずに、子供のために自分ご褒美して」と言ってあげたいです。
自分をご機嫌にするための時間を大切にするお母さんが増えますように^ ^